熊本

「うまか新米ですたい。食べてみらんね」

阿蘇のコシヒカリは9月上旬。

森のくまさんは、9月中旬から。

 

熊本といえば、くまモンだったりする。

「森のくまさん」も、くまもんつながりのように感じるが、僕としては歌の「森のくまさん」を思い出す。

「ある日、森の中 くまさんに出会った」というやつ。

袋には、くまモンがデザインされてたりもするけど。ネーミングは、募集だったとか。

 

2019年、森のくまさんは、特Aを受賞した。2000年に開発した米らしいから、新人賞のような米である。

19才だし…。

「月見」塩むすびにして、ぜひとも食べてみたい。

 

熊本の居酒屋に行ったときのことだけど、驚くほど新鮮なサカナが安いのに驚いたことがある。

ふぐ刺しのようにキレイに盛り付けられたカワハギの刺し身が、千円しなかった。

そしてビックリするほど旨い。カワハギの肝も絶品である。

東京、大阪なら、一皿2000円してもおかしくない。

ところが、まわりのお客さんの注文を見ると、イカリングとか、ポテトとか、揚げ物ばかりを食べている。

なぜなんだろう? と、思ったものである。

 

先日、熊本の米作り農家の方と話をした時「どうして、揚げ物ばかり食べてるの?」

と、訊いてみた。

「熊本の人は、揚げ物が大好きなんです。飲むときは、とりあえず、揚げ物」

と、彼は教えてくれた。

 

とすると、ご飯に揚げ物を乗せる丼なんかは、熊本では人気なのかな?

また、疑問が増えたのである。

 

文:紙本櫻士

 

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